李敏赫講師、柳炅勳氏(修士1年)、鈴木雄二教授が2023年度の日本伝熱学会学術賞を受賞しました。

李敏赫講師、柳炅勳氏(修士1年)、鈴木雄二教授が、2024年5月30日に、2023年度日本伝熱学会学術賞を受賞しました。本賞は、伝熱に関する優秀な研究を主体的に行った研究者とその共同研究者に授与されます。

 

受賞研究名:触媒燃焼で直接加熱される高温・高効率熱電発電システムの開発

本研究では、熱電素子を触媒燃焼器と一体化し、全く新しい高発電密度の熱電発電システムを提案しました。数値解析によりその設計法を確立するとともに、高温作動可能な試作熱電素子を用いた燃焼実験により、対流効果によって熱損失が抑制され、高い発電密度が得られることを明らかにしました。熱電素子の性能をさらに高め集積化を進めるとともに、排熱回収熱電モジュールとの組み合わせやクリーン燃料の利用を通じて、高出力で環境負荷の低い発電システムの開発を目指します。