児玉 高志
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シリコンナノワイヤやカーボンナノチューブといった微細加工技術や化学合成によって作り出されたナノ構造材料は,自然界に存在するバルク材料とは異なるユニークで多彩な固体伝熱特性を有しており,高性能の熱電変換素子や冷却材料,超断熱薄膜など様々な産業デバイスへの応用が期待されている. 本研究では,ナノファブリケーション技術を駆使することで様々なナノ材料の熱伝導率計測用サスペンドデバイスを準備し,その伝熱特性を単一分子レベルで計測する.そしてそれらの伝導メカニズムを解明し,次世代材料の創製に貢献することを目指す.