よくあるご質問
Q&A

進学選択の際によくいただくお問い合わせ内容を掲載しています。
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進学選択に関するQ&A

部活やバイトで忙しいのですが、ついていけますか?
講義や演習と部活の両立は確かに大変なことですが、十分やっていけます。部活で大活躍している先輩やOBが数多くいることがその証拠です。
実際にモノを作る講義・演習はありますか?
はい。座学だけでなく、実践的なものづくりを通した演習にも力を入れています。 2年冬学期の機械工学総合演習第一では毎週金曜日に本郷キャンパスの充実した実験環境を活用し、体を使って機械工学の全体像を体感します。 3年夏学期の機械工学総合演習第二では、設計や加工の知識について演習を通して学んだ後、スターリングエンジンと呼ばれるエンジンの設計から製作まで行います。 また、3年冬学期の創造設計演習では、「面白い」を目的としたメカトロニクスによる機械のアイデア出しから製作、プレゼンテーションまでを行います。一から自分でモノを作り上げる楽しさ、達成感を感じることが出来ます。機械工学科での演習については各ページをご参考にして下さい。
四力学とは何ですか?
熱力学、流体力学、材料力学、機械力学の4つの力学を指します。機械構造物の設計の際に欠かせない力学であり、長い歴史の中で築き上げてこられた機械工学の基盤です。例えば、車を例にとると、エンジンの燃焼は、熱・流体工学、車体の強度や振動は材料力学、機械力学など、設計において必ず必要となってくる工学です。これらの基盤を身につけることが機械技術者の第一歩となっています。
機械情報工学科、精密工学科、航空宇宙工学科との違いは何ですか?
歴史的には、いずれの学科も、機械工学から特定の製品に特化するという背景から枝分かれして学科が創設されてきました。 例えば、航空工学科は航空機を、船舶工学科・原子力工学科(システム創成の一部)は、造船・原子力発電所を、精密工学科は、精密機器に特化しています。ですから,これらの学科と機械工学科は共通点が多いことは自然なことです。 社会ニーズの変化に対応できる幅広い知識と創造力を身につけられるように講義や実験・演習を組み立てているところが,機械工学科の特徴であり最も大きな違いと言えます。 機械情報工学科とは、学部教育は共通で運営されております。違いは、配属される研究室が異なるということです。ただし、交流制度がありますので、機械情報工学科へ配属される場合もあります。
ソフトウェアやAIについても学ぶことができますか?
情報工学の講義としては、ソフトウェア第一で基礎的なプログラミングの素養を身に着け、演習を通して情報を処理し機器を制御する手法を学ぶことができます。更に3年Aセメスターのロボットインテリジェンスの講義が、いわゆる「機械学習」を基礎から実装まで学べる講義になっています。 機械工学科では機械学習そのものを研究する研究室はありませんが、機械学習を利用した新材料探索・流体解析の高速化・形状最適化など、機械の様々な分野で最先端の情報工学を用いた研究が行われています。
機械Aでも医療・バイオ系の研究・教育を行っていますか?
医療機器の製造を対象とした医療工学は、機械工学でも長年行われてきました。バイオテクノロジー分野においても、個々の細胞やDNA分子を傷つけずに摘んだり運んだりする微細操作技術開発や極限計測技術開発などが非常に重要視されており、機械工学の素養を備えた人材のニーズが高まっています。機械系四力学とシステム制御、設計・生産の基礎を学ぶことで生物系や化学系、医学・薬学系の人材とは異なる独自の視点を身に付けることにより、医療・バイオ系分野でも活躍することが期待されています。

学生生活に関するQ&A

学科イベントなどはありますか?
学科全体では、3年生進級時のキックオフパーティ(4月)などが行なわれます。この他、各研究室でハイキング、夏合宿、スキー合宿、企業見学会などが行なわれます。
他専攻・他研究科・他大学院の講義は受講できますか?可能な場合、単位認定されますか?
専攻の履修要件を満たした上で、他専攻・他研究科・一定の国内外の他大学院の講義を履修し、単位を取ることが可能です。
研究内容を見るとあまりメカっぽいものが少ないような気がしますが?
機械工学科で行っている全ての研究は「メカっぽい」もの(動きのあるもの)と関係しています。例えば、流れの制御、振動の制御、ナノ構造体の設計、摩擦の制御、耐震構造の設計、センサの開発、車両の走行抵抗の低減、エンジンの騒音評価などで、これらを含めてすべての研究が最終製品(メカっぽいもの)を念頭において研究が行われています。企業との共同研究もたくさんあり、ホームページでも紹介していますので参考にしてください。
生産技術研究所の研究室への配属は?
卒論はほとんどが本郷キャンパスにある研究室に配属されます。大学院になると、生産技術研究所(駒場Ⅱキャンパス)の研究室を選んで研究を行うことができます。

就職に関するQ&A

「機械工学を修めるとつぶしが効く」と言われますが、具体的にはどういうことですか?
機械系のカリキュラムは、現代の社会・経済の基盤を支える学問や技術分野を広くカバーしています。従って、機械工学を修めた研究者・技術者の産業における活躍の場は極めて広いものであり、このことが「つぶしが効く」と表現されています。実際、機械系の卒業生の活躍の場は重工業や製造産業からIT産業まで大きく広がっています。
就職の学科推薦について教えてもらえますか?
機械工学科は工学部で推薦制度を最も重要視している学科であり、就職する学生の50%以上が推薦を利用しています。推薦書は機械工学科と企業との紳士協定に基づいており、機械工学科は、「学生が機械工学科で学業を修め、来春には予定通り卒業し、御社に就職する」ことを保証し、また企業側は「優先して学生を採用すること」を保証します。ですから、推薦書は一人の学生につき一枚しか出しませんし、学生が企業に推薦書を提出すれば、面接が簡略化されます。機械工学科から推薦で就職した学生の統計データ(機械、機械情報工学科、および大学院を含む)の詳細について、就職のページをご覧ください。
OBとのつながりはありますか?
東大機械同窓会では、卒業生と現役生の交流を通じて、学生がキャリアパスについて学ぶ「機械技術セミナー」を開催して、学生の就職活動をサポートしています。毎年3月の2日間で40社程度の企業から東大機械の卒業生が参加し、企業案内や経験談などを話してくれます。機械系のほとんどの学生(延べ200人程度)が参加する名物イベントです。