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教育

教育について

機械工学科は、設計・生産技術全般を対象として、基礎工学と生体工学、環境工学、ナノテクノロジー、医療工学などを融合して、産業システム全体に貢献するとともに、地球規模の環境・エネルギー問題を考慮し、技術・人間・社会などの総合的視野に立って、ものを造り、価値を生み出すことを追求する学科です。豊かな可能性を秘めた機械工学の将来を担うべき若い柔軟な頭脳を持った人材を、社会に送り出すため、学部教育は機会情報工学科とともに機械系二学科一体で運営されています。このように機械系は、社会の基盤をなす機械工学分野の研究と教育を強力に推進することによって、安心・安全・健康で豊かな生活を実現し、世界の文明・文化の進歩に貢献する科学技術を発展させ、これらを支える技術者・研究者を育成することに日々邁進しています。
教養学部第4学期及び本郷における3年生夏学期では、数学、材料力学、流れ学、熱工学、機械力学などのいわゆる機械工学の基礎科目を勉強すると共に、設計・製図演習、プログラミング演習、機械工学実験などの実践的トレーニングを経験します。3年生冬学期から4年生にかけては、企業で短期インターンシップによる就労経験を積んだ後、機械工学の先端・専門的な講義、ものづくりのための創造性を養う演習が設けられています。4年生に進学すると同時に各研究室に配属されて卒業論文の研究に着手し、各人の問題解決能力を積極的に養うことになります。

カリキュラム

教養学部第4学期及び本郷における3年生夏学期では、数学、材料力学、流れ学、熱工学、機械力学などのいわゆる機械工学の基礎科目を勉強すると共に、設計・製図演習、プログラミング演習、機械工学実験などの実践的トレーニングを経験します。3年生冬学期から4年生にかけては、企業での短期インターシップによる就労経験を積んだ後、機械工学の先端・専門的な講義、ものづくりのための創造性を養う演習が設けられています。4年生に進学すると同時に各研究室に配属されて卒業論文の研究に着手し、各人の問題解決能力を積極的に養うことになります。

カリキュラム表

時間割

時間割は年度ごとに変化しますので、該当年度の確定情報については新年度4月に配布される学科案内等をご確認ください。
下記は2016年度の標準的な時間割例を示した参考情報となります。

2年冬学期 (A1A2)
8:30~10:15 10:25~12:10 13:00~14:45 14:55~16:40 16:50~18:35
流れ学第一 計測の原理と応用 システム制御1
機械力学 機械力学演習 機械数学演習 熱工学第一
ソフトウェア第一 機械ソフトウェア演習 数学1B
材料力学第一 機構学
機械工学総合演習第一 メカトロニクス 機械設計 生産の技術
3年夏学期 (S1S2)
8:30~10:15 10:25~12:10 13:00~14:45 14:55~16:40 16:50~18:35
機械分子工学第一 設計工学 機械工学
総合演習第二
熱工学第二 ロボティクス 機械工学
総合演習第二
ヒューマン・
インターフェース
数学2B +
数学2B 演習
生産システム システム制御2 機械工学
総合演習第二
流れ学第二 材料力学第二 機械工学
総合演習第二
3年冬学期 (A1A2)
8:30~10:15 10:25~12:10 13:00~14:45 14:55~16:40 16:50~18:35
環境エネルギーシステム 生体機械工学 創造設計演習
神経と脳 ロボットシステム
電気工学通論第二 有限要素法 機械系四力学 数理手法Ⅵ
ロボットインテリジェンス
パターン情報学 産業総論 機械工学少人数ゼミ
数理手法III 機械工学英語論講
機械材料学 機械分子工学第二 創造設計演習
ロボットコントロール 医療工学
生産プロセスの設計 振動・波動学 創造設計演習
4年夏学期 (S1S2)
8:30~10:15 10:25~12:10 13:00~14:45 14:55~16:40 16:50~18:35
知能機械情報学 卒業論文
生体システム工学 熱流体工学 福祉工学 卒業論文 技術者倫理
機械系応用数学
環境・エネルギー戦略論
(29年度不開講)
マイクロ知能機械 技術とコンテンツ トライボロジー 卒業論文
機械系数値解析法
  自動車工学 卒業論文 自動車エンジンシステム (隔週)
卒業論文 非線形力学 Information and Measurement Mechanical Engineering Seminar
(29年度不開講)
技術の管理
4年冬学期 (A1A2)
8:30~10:15 10:25~12:10 13:00~14:45 14:55~16:40 16:50~18:35
卒業論文 卒業論文  
卒業論文
数学3 卒業論文 卒業論文 職業指導 国際経済学
卒業論文 卒業論文
  卒業論文

演習紹介

1.スターリングエンジン設計演習(SE演習) 三年夏学期

スターリングエンジンの設計から加工までの全工程を行います。 座学ばかりではなく実際にものを作る実用的な演習が多いことが、他の工学部にはない機械系の特徴と言えます。 設計も全て学生に委ねられているので、それぞれ違った多種多様なエンジンを見ることができます。 実際のエンジン加工に当たっては旋盤やフライス盤などの大型機械も多く用いるため、教員も総動員で 行われる機械系の名物演習授業です。

※スターリングエンジンとは?
スターリングエンジンとは、外部の熱を取り込んで動力とする外燃機関です。 一般にエンジンと聞くと、自動車のエンジンなどが挙げられると思いますが、機械系の学生は3年次の演習でこのスターリングエンジンという外燃機関を製作します。 現在では世間一般にはあまり普及していませんが、さまざまな熱源を利用できる、騒音が少ない、排気ガスがクリーン、といった利点を もっており、 「次世代のエンジン」として今後のさらなる発展が期待されています。 今回の展示では、私たちが演習で製作したエンジンの展示やバーナーを利用して実際にエンジンを動かして実演をします。 他にも仕組みや歴史などの紹介パネルや安全に動かせる模型などを用意しています。 展示を通して、機械系ではどのようなことをしているか、また、ものづくりの楽しさ、面白さを伝えていきたいと思います。

SE演習

学生の声)
機械系三年生は夏学期にスターリングエンジンの製作という演習の中でも大きなイベントがあります。
約二週間分の午後の演習の時間で、3,4人の班に分かれて、各班思い思いのスターリングエンジンの設計と製作に注ぎます。
私たちのグループは学期中でも一番始めのグループで最初に終えました。 実際に物を作ることで、座学で学んだことが再確認できたり新しく学ぶことも多く、今思えば貴重な二週間でした。 考えなければならないことも多く大変ですが、先輩方や、先生方、職人さんの助力を大いに賜って進むことができました。大変そうだと思しっかりアドバイスをいただけるので最後まで楽しんで出来ます! 回ったときは感動です。

スターリングエンジン3
スターリングエンジン

2.メカトロニクス演習(メカトロ演習)

メカトロ演習という「ものづくり」の演習です。
作品に求められるのは、ただ一つ、 面白いこと。この条件の下、学生達が様々なアイデアで競い合います。

メカトロ演習
鉄棒少女
トランプ手裏剣
ドラゴンノボールZ
家庭用全自動柿ピー分別器

メカトロニクスとは?
メカトロニクスは、昭和44年(1969年)に安川電機の技術者であった森徹郎によって発表された言葉で、 機械工学(メカニクス、mechanics)と電子工学(エレクトロニクス、electronics)を合わせた和製英語である。(引用元:wikipedia) 本演習では、センサー(測距センサ、光センサetc)、アクチュエータ(モーターなどの動力装置)、プログラミングと電子回路を組み込んだモノ、 つまりはメカトロニクスを自分で設計から製作まで行います。エンジニアとして納期やコスト、品質を意識して、 より再現性が高くかつ面白いモノを作るということがこの演習の醍醐味であり、難しいところであります。

○工学部広報誌(T-time Vol.42)で紹介されました。 http://www.t.u-tokyo.ac.jp/public/t_time.html

学生の声) ※http://blog.livedoor.jp/skoho/archives/51763760.htmlより
機械工学科の三年生は冬学期に創造設計演習というものがあります。 演習の内容として大きなウェイトを占めるメカトロニクス演習とユレーヌ選手権というものがあります。まず、メカトロニクス演習とは。 まずは座学で学んだ回路やプログラミングの知識を復習して、実際にモーターやセンサを使う練習をします。 そのあとが本番で、学んだ知識を駆使して、とにかく「面白いもの」を数回の演習時間のうちで創れ、というものです。「面白い」の解釈は、技術的に素晴らしいことから、シュール、ギャグ的なものまで様々で、とにかく自分(演習はペアで行いますが)で一から考えなければなりません。 なんとこの演習にはスポンサー様がついており、優秀な作品には豪華景品が付きます! 最初は皆、できないと不安ですが、先生方やTAさんから親切なアドバイスをいただけるので、最終的にはみな「面白い」モノを作ります。 最終日は発表日ですが、笑いや歓声が絶えません。 以下に作品例を。

無敵のジャンケンサイボーグ

優勝作品「無敵のジャンケンサイボーグ」じゃんけんに勝つ機構も素晴らしかったですが、演出がとてもよく人気でした。

トランプディーラー

「トランプディーラー」。円卓上の人を感知してトランプを配ります。

3.デジタルエンジニアリング演習~ユレーヌ選手権、流体演習

設計に使う三次元CAD(Computer Aided Design),CAE(Computer Aided Engineering),CAM(Computer Aided Manufacturing)のツールを駆使して,ある制約条件下で要求機能や性能を達成する方式や形状を設計する演習を行っています。

デジタルエンジニアリング演習

○振動設計演習
振動設計演習では、揺れない片持ばりを設計する必修課題を,学生全員に与えて います。この課題では,学生が三次元CAD およびCAEソフトウェア(ANSYS)を用いて設計・解析し、A2017(ジュラルミン)のワイヤカットで製作した片持ばりを加振器に取り付け,周波数を掃引して加振する際に梁(はり)先端のゲイン(先端変位/加振変位)の周波数応答関数 を計測する(スキャニングレーザドップラ計PSV-300F,Polytec Japan).この周波数応答関数ができるだけ1 から外れないような片持ばりの形状を設計せよという課題です.この課題では,梁実物のCCD 画像により振動の様子を現実感のある動画で確認できるため,固有振動数,モード形状,共振といった振動学の基本概念についてより深く理解できるだけでなく,それらの概念を解析のみでなく形状の発想につなげる思考を体験できます。

○流体力学設計演習
流体力学設計演習では、ヨットのような流れに逆らって進む“翼”の形状の設計をCAEソフトウェア(ANSYS)を用いて設計・解析し、A2017(ジュラルミン)のワイヤカットで製作した翼を実際に回流水槽の中で走らせて、スピードを競います。

デジタルエンジニアリング演習
流体設計演習デモ1

学生の声(振動設計演習)
モノにはある特定の周波数(共振周波数)において大きく揺れる現象(共振)があります。 その共振周波数はモノの形状で大きく変わります。 課題は、「ある大きさの金属板から切り出し・削りのみの加工で形状を変え、一方の端を振動子に固定し0Hzから1700Hzの周波数帯で揺らして、自由端側がどれだけ揺れないようにするか(振幅を小さくするか)」を競います。 揺れないようにするには手法は様々で、 ・共振周波数を測定する周波数帯の外に出るように設計する。 ・地震計のような構造にする。 などがあります。

4.デザイン基礎教育・活動

モノを創造するための計画を「デザイン」といいます.機械工学科では,作るべきモノのコンセプトを自ら発想,計画,具体化するまでのプロセスを様々な演習を通して実践し,その過程でデザイン力を体得する教育を行っています.そして,そのために必要な,発想法,設計法,表現法の基礎を学びます.さらに,モノの美的要素や感性の重要性をふまえて,プロダクトデザイナーを講師としたデザイン演習や東京芸術大学との連携講義などを実施し,理性と感性の両方を備えたエンジニアの育成を目指しています。

デザイン基礎教育

5.産業実習(3年生夏休み期間の演習)

産業実習とは: 60年近く前から、機械系において学科の演習として行われています(インターンシップではありません)。3年生の夏休み,企業での就業体験を通して産業の実態に対する理解を深めます.毎年50社以上のものづくりに関わる企業に受け入れて頂いています.選択科目ですが,例年100名近い受講者が応募する人気科目です.実習は2週間程度と短いものですが,その分内容は充実しています.産業実習を体験することで,働くということはどういうことか,大学で学んでいることが具体的にどのように役に立つのかについて実感できます。
単位がつく上に、学内では出来ない貴重な体験が出来るということで、3年生には大変好評です。

過去の受け入れ企業例: JR東日本,NTT,三菱重工業,新日本製鐵,JFEスチール,コマツ,日立建機,鹿島建設,クボタ,日本自動車研究所,いすゞ自動車,UDトラックス,キャノン,ニコン,富士フイルム,コニカミノルタ,オリンパス,大日本印刷,NEC,富士通,三菱電機,富士電機,日置電気,ダイキン工業,ホンダリサーチインスティチュート,GKダイナミクス,マテリアライズジャパン,豊田自動織機,童夢,デルタツーリング,カルソニックカンセイ,日本精工,ジェイテクト,THK,森精機製作所,村田機械,武蔵エンジニアリング,中村留精密工業,クレハ,ヤマザキマザック,牧野フライス,オークマ,日揮,日本電産,安川電機,三浦工業,ナカシマメディカル,など

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